みなさまの声
case8
-
case8 福島の霊園からひかり陵苑1階へお引越しされたM様
〈お墓は遺された家族のためのものかもしれない。
この空間がそう気づかせてくれました〉-----どのような経緯でお墓を移そうというお話しになったのでしょうか。
姉)
母が一人福島にいるんですけれども、父が六年前に亡くなりまして、福島のお墓に眠っていたんです。姉妹二人とも神奈川におりますので、母も横浜の施設に入って、こちらに来たらどうかということで話をしていました。お墓も、母が来てしまったら福島に誰も居なくなってしまいますので、お墓をこちらに求めて、移すことを考えたのが最初でした。-----長い期間検討されたのでしょうか。
妹)
いずれは、というのが頭にはあってずっと探していたのですが、本格的には昨年の秋くらいですかね。姉)
母が横浜に来た場合の施設を二人で探して、見学に行ったりしていまして、ちょっと何件か良いのがあるからと、お正月に母を連れてその施設に一緒に見学に行きました。でも母がそこを気に入らなかったのです。
ちょうどその時に、お墓も移しましょうという話をしていたので、お正月明けにこちらも予約して、母と三人で見に伺いました。そしたら母もとても気に入りまして、即決しました。-----どの辺がお母さまは気に入られたのですか。
妹)
まず担当である井口さんのお人柄が良かったみたいです。母は難しい人なのですが。姉)
井口さんがざっくばらんに色々丁寧に説明してくださって、母にも分かりやすかったようです。施設には入りたくないけど、お墓はもう先にこちらに決めることになりました。-----改葬は以前からご存知だったのでしょうか。
姉)
ある程度なんとなくイメージはわかっていましたけど、具体的にどういったことをすればいいのかはわからなかったです。妹)
とにかく墓じまいをなんとかしなきゃいけないと思って、調べて調べて、すごく大変だなと思っていました。市役所行って、お墓の管理事務所行って、それが一回じゃ済まなくて何回か足を運ばなきゃいけないとか。今度はお墓の石の処分や値段などもこまかく調べていました。-----なかなか情報を得るのは大変ですよね。
妹)
そうなんです。どうしようかなと思っていたのですが、井口さんから墓じまいもご相談に乗れますよとおしゃっていただいて。私が調べた金額よりも本当に安くしていただいて、すべて対応もしていただけましたし。私たちは当日に行っただけで済んでしまって、本当に助かりました。-----こちらにお墓を決められたその他の理由は何かございますか。
妹)
私が習い事をしている教室の先生が、すごく急いでお墓を探さなきゃいけないという状況で、たまたまこちらを見学に来たら、「ものすごく癒された気持ちになって本当に良かった」とお話を聞いていました。それで詳しく聞いてみました。姉)
習い事の先生がこちらなんですよ。妹)
HPで見て、あぁすごい素敵と思い、先生がそんなに癒されたって言うから見たいなと思って、姉に話して最初は二人で見にきましたが、感動したよね。姉)
やっぱりこういうご縁、てあるのかなと思いました。ここに決めてよかったよね。妹)
正直言うと私は納骨堂という言葉は聞いたことがありましたけど、実際に見たことはなくて、ちょっと暗いイメージのところかなと思っていました。エレベーターでお骨が上がってきたり、下がってきたりと事務的な場所なのかなって思っていたのですが、地下の納骨堂も、本当に素敵だなと思いました。ここが良い、って二人で意見がありました。他の納骨堂もネットでちょっと見たりはしましたが、もうここしか実際には来ていないです。すぐ気に入って、私たちも即決でした。-----改葬するにあたって不安要素などはありませんでしたか。
妹)
初めてだから何もわからなかったのですが、全部井口さんが親切に教えてくださいました。姉)
わからないことがあればLINEでお聞きし、すぐに返してくださるので、特に不安になることもなくできました。----お参りにはよくいらっしゃいますか。
姉)
一人で来たり、今日ちょっとお墓参りしたいな、という時にふらっと来たりしたこともありました。気持ちが落ち着きます。
今までの福島のお墓は外なので、夏は暑く冬は寒いですし、お墓に行くまでがすごい坂道を登るので、冬になると雪が降ったりもします。実家からお墓まで結構距離があるんです。
母も、父がいなくなってから、車の運転もできませんし、お墓参りをすることがなかなか大変でした。もちろん私たちが帰ったときはお墓参りに行きました。でも、雑草もすごいので、まずはお墓の掃除をしてからお墓参りをしていましたが、こちらに来れば快適ですし、掃除をしなくてもきれいになっていますからね。妹)
私はお墓に対する意識が今までそこまでなかったので、福島に行っても、いろいろ予定を詰め込んでしまい、お墓参りにそんなに長い時間を取れていませんでした。
お墓参りに行きたいというより、行かなきゃという意識がありました。でもこちらに移ってからは、お墓参りに行きたい、という気持ちに変わりました。お墓って今まで亡くなった人のためのものだと思っていましたが、もしかしたら遺された遺族のためにあるものなのかもしれないなと感じるようになりました。
でも、きっとそれはここの空間がそういう気持ちにさせてくれたんだと思うので、本当に感謝しかないです。
とても癒されます。私は本堂が一番癒されるかもしれないです、ひのきの香りで、すごく素敵ですよね。姉)
私も妹も、個人的なことですけれど父の事が大好きなんです。今までは福島の時はお盆だからお墓参りに行かなきゃという気持ちでしたが、今こちらになってからは、本当に自分の行きたいときに行けるというのが嬉しいなと思っています。〈インタビューの最後には担当の井口さんと記念の3ショット〉